この旅からドチェチェは始まった。1996年夏、新彊ウイグル自治区のカシュガルから車ランクルで西のカラコルム山脈を目指し途中K2へ向かう曲がり道やら、標高３０００メートル。。。４０００メートル。。最高６０００メートルの峠越えだった。予想していたものよりも大きく違っていた。何度か怒られる。食事も喉を通らない。なんで来たのだろう？とも思う。軍人の泊まる招待所。何にもない。犬に嚙まれそうなってた。トイレも見えなくなるまで歩いて。やっとあった町のトイレも棒が2本。となりの人とこんにちは。どうしてこんな旅に出たのだろう。って事は思わなかった。寝床に入ると心臓バクバク言ってて、頭も痛い。必死だった。意識不明で三途の川を渡ろうとした仲間。忘れられないアリ地区。色々あったけど、カイラス山をバックに記念写真！！「ドチェチェ。ドチェチェ・・・」ありがとう！って意味なのです。バター茶も美味しかった（現地では）

1996年　標高4000mか5000ｍか忘れちゃったけど、峠で出会ったチベットの兄弟。

移動途中の村。バター茶をご馳走になりました。ここで飲むバター茶は最高に美味しかったよ。乾燥した地域ならではの発想。乾燥した髪にも女性たちはバターを塗るらしい。

チベット仏教の聖山「カイラス山」ここを目指してやってくる現地の方々に多く出会いました。聖なる山。五体投地しながら何年もかけて来られるくらい有難い聖地です。